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  3. 自律神経と背骨の関係性について

自律神経のはたらき

自律神経と背骨の関係は、私たちの身体の健康維持において極めて重要な役割を果たしている。自律神経は、意識的にコントロールできない内臓や血管、汗腺などの働きを調整する神経系であり、交感神経と副交感神経から構成されている。これらは体内の恒常性(ホメオスタシス)を保つために絶妙なバランスをとっており、例えば心拍数の上昇や消化の促進、体温調整などを担っている。この自律神経は、脳と脊髄を通して全身に信号を送っているため、その経路となる背骨(脊柱)の状態が大きく影響を及ぼす。

背骨がゆがむと…

背骨は単なる骨格の支柱ではなく、脊髄という中枢神経を保護する重要な構造でもある。脊髄は脳からの神経信号を末梢神経へ伝える中継点であり、自律神経の多くの線維も脊髄から枝分かれして臓器や血管に到達する。そのため、背骨の歪みや椎間板の圧迫などにより神経が刺激・圧迫されると、自律神経の働きが乱れ、内臓機能の低下や血行不良、慢性的な疲労、睡眠障害などを引き起こす可能性がある。特に頸椎や胸椎、腰椎などのバランスが崩れると、交感神経の過剰な興奮や副交感神経の低下が生じやすく、ストレス反応が強まることも報告されている。

自律神経のポイントは背骨

このように、自律神経の調整には背骨の健康が密接に関わっているため、日常生活において姿勢の維持や体のゆがみを整えることが重要とされる。デスクワークやスマートフォンの長時間使用などで猫背や反り腰が続くと、背骨のアライメントが乱れ、自律神経のバランスも崩れやすくなる。逆に、適度なストレッチや深呼吸、整体・カイロプラクティックなどで背骨の柔軟性と正しい位置を保つことで、自律神経の働きが整い、心身のリラックスや免疫機能の向上にもつながる。つまり、背骨の状態を良好に保つことは、単なる姿勢改善にとどまらず、自律神経を通じて全身の健康を支える基盤となるのである。

不調を感じている方いつでもお待ちしております

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