こんにちは。
治療現場で多くの腰痛患者さんを診ている中で、特に増えているのが50代の腰痛です。
「もう年だから仕方ないですよね」
そう言われることが少なくありませんが、治療者の立場から言うと
年齢そのものが原因で腰痛が起こることはほとんどありません。
50代で腰痛が表面化しやすい理由
50代は、これまで無理をしてきた体の**“ツケ”が出やすい年代**です。
治療の中でよく見られるのは、
- 体幹・殿筋の筋力低下
- 腰椎・股関節の可動域制限
- 姿勢不良の固定化
- 椎間関節や椎間板への慢性的ストレス
若い頃は回復できていた負担が、
50代になると回復しきれず痛みとして現れるケースが多いのです。
治療でまず行うのは「痛みの原因の特定」
治療系の現場で重要なのは、
「腰が痛い=腰が悪い」と決めつけないことです。
実際には、
- 股関節の動きの悪さ
- 骨盤の機能低下
- 下肢の筋緊張
- 背骨全体の連動不全
などが原因となり、結果的に腰へ負担が集中しているケースがほとんどです。
そのため当院では、
痛みのある部位だけでなく、全身の動きとバランスを評価します。
50代の腰痛治療で意識しているポイント
治療の際に特に重視しているのは、以下の点です。
- 炎症が強い時期は無理な刺激を入れない
- 可動域を段階的に回復させる
- 筋・関節・神経の連動を整える
- 痛みを繰り返さない体の使い方を指導する
「その場で楽になる」よりも、
再発しにくい状態を作ることを目的としています。
改善していく患者さんの特徴
治療を重ねる中で、改善が見られる50代の患者さんには共通点があります。
- 痛みを我慢しなくなった
- 治療計画を理解して通院している
- セルフケアを最低限でも継続している
- 生活動作を見直している
治療は、治療者と患者さんの二人三脚です。
どちらか一方だけでは、良い結果は出にくいと感じています。
50代の腰痛は「適切な治療」で変えられます
50代の腰痛は、
「年齢だから仕方ない」「一生付き合うもの」
と思われがちですが、適切な評価と治療によって改善は十分可能です。
大切なのは、
痛みが軽いうちに、正しく体を診てもらうこと。
治療を通して、
これから先の10年・20年を快適に過ごせる体作りを
サポートしていきたいと考えています。



